2024/10/19
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KATOユニトラックの4番ポイントとボディーマウント式カプラー装着車は相性が悪いのか?
この4番ポイントですが、どうも分岐側に行くときに中間車両の脱線が発生しやすいようです。
今回脱線したのは、KATOおよびマイクロエースともボディマウント式カプラー装着車両ですが、リードレール部に乗り上げて脱線することが多くみられました。なお、昔ながらの台車マウント式カプラー装着車は、脱線することはありませんでしたので、台車同士が連結している台車マウント式と、ボディー同士は連結しているが台車は独立しているボディーマウント式カプラーで、構造の違いが影響しているのではないかと思います。
カプラー側の改造は不可能なので、ポイント側の改良工事を行いました。
脱線しやすいところは、リードレールとトングレールの接点部で、画像の赤○の部分です。分岐側のみに発生することですが、薄い造りのトングレールから厚みのあるリードレールに差し掛かったときに、リードレールに乗り上げて脱線というパターンです。
そこでホビールーターを使い、リードレール内側の一部をトングレールと同じくらいの厚みになるように、両側とも削りました。これで、この部分での1編成1モーター車に限り、脱線はなくなりました。両レールの僅かな厚みの違いに車輪が引っかかり、脱線していたと思われます。
なお2モーター車の場合は、片渡りを分岐側に低速で通過するときに、モーター性能のちょっとした違いにより、中間車両を押し合いへし合いしてしまう現象により、この改善にも関わらず分岐側で脱線してしまうことがありました。これはポイント側の問題というよりは、車両側の問題かと思いますので、本稿では触れません。
車両はどんどん進化していくが、ポイントは昔の古い設計のまま、というのが今回の脱線の原因かもしれません。鉄道模型は走らせてこそ、という思いがあるので、メーカーには線路も併せて改良をして欲しいものです。
今回の実験で使用した車両
KATO E531系15両編成(1モーター車仕様に組換えしています)
KATO メトロ16000系10両編成(1モーター車)
マイクロエース E653系14両編成(7+7、2モーター車)
以上はボディーマウント式カプラー
KATO 115系1000番台15両編成(1モーター車)
KATO 183系中央ライナー9両編成(1モーター車)
KATO EF81とコキ104・20両の計21両編成(1モーター車)
以上は昔ながらの台車マウント式カプラー
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